学生の頃は、クラスメイトと毎日顔を合わせるのが当たり前で、自然と友達も増えていきますよね。遊びの約束もしやすく、共通の時間を過ごすことが多いです。
しかし、社会人になると、新しい友達を見つけるのは一苦労。どこで新しい友達と出会うべきか、そもそも出会いの場が分からないという人も少なくありません。
今回は、効果的な「友活」の進め方についてお話しします。
友達との疎遠になる原因
学生時代は多くの友達に囲まれていたはずなのに、ある日突然、周囲に誰もいないと感じることはありませんか?
アラフォーを迎えても学生時代の友人と定期的に会う人もいますが、徐々に連絡が取りづらくなることもあります。
疎遠になる主な理由について掘り下げてみましょう。
住まいの距離が原因で
地元でずっと暮らしている人もいれば、仕事や家庭の都合で遠くへ引っ越す人もいます。
以前は予定を合わせずとも、帰りがけに友達の家に寄ったり、休日に出かけたりすることが可能でした。
ですが、住まいが遠くなると、会うためには事前に計画を立てなくてはならないので、容易ではなくなります。
さらに、距離が遠いと、訪問しやすい場所を選ぶ必要があり、それが負担に感じることもあります。
生活リズムの違い
社会人になると、職種によって勤務時間や休みが異なります。
例えば、サラリーマンは平日の夜や休日が適していますが、主婦の方は平日の昼間が都合がいい場合が多いです。
結婚の有無や子供の有無によってもスケジュールは大きく変わるため、なかなか予定が合わず、結果的に会えないこともあります。
時間がない
多忙な日々を送る人々、特に管理職を担当していたり、若手の頃よりも仕事が増えた方々がいるでしょう。
主婦の方々は、家事や育児、パートタイムの仕事に追われ、自分だけの時間を確保するのが難しい場合もあるでしょう。
また、既婚者は子供の学校行事や家族との外出など、家族との時間を重視しなければなりません。
結果として、自分自身の自由な時間が取りづらく、友達との時間を作るのが難しい人も多いかもしれません。
話が合わない
学生時代や若い頃は、恋愛や学校生活、試験やゼミナールの話など、共通のテーマで話すことが多かったです。
しかし、大人になると、主婦は家庭や子供のことが主な話題になり、独身者は仕事や将来設計の話が中心になることでしょう。
このように、相手の話に共感が持てなくなり、会話が楽しくなくなってしまうこともあります。
以前にも触れたように、そもそも会うのが一苦労になってしまい、楽しくないと感じたら、わざわざ会いに行くことはしなくなります。
これが原因で、次第に連絡を取るのも億劫になり、関係が疎遠になってしまうことがあります。
友活のコツ
友達が作りにくいことの原因は理解しました。次に、友活を成功させるためにはいくつかのコツが重要です。
出会いがあってもそれを活かせなければ意味がありません。重要なポイントを押さえて、友活に取り組んでみましょう。
積極的に行動する
新しい友達を増やすには、出会う人数を増やす必要があります。
そのためには、積極的に行動を起こすことが重要です。
普段から家と仕事の往復だけでは、新しい出会いは望めません。
これまで断っていたお誘いやイベントにも参加してみると良いでしょう。意外と新しい出会いが待っているかもしれません。
過度に他人の目を気にしない
重要なのは、他人の目を過度に気にしないことです。
子供の頃は他人の目を気にせず、自然と人と接していましたね。子供はそうやってすぐに友達を作り、喧嘩してもすぐに仲直りができます。
しかし大人になると、「急に声をかけたらどう思われるだろう」とか「変だと思われないか」と考えがちです。
確かに大人として周囲に気を遣うのは必要なスキルですが、話してみたいと思った人がいれば、勇気を出して声をかけることから始めましょう。
話の内容は、仕事の話から天気、服装、趣味など何でも大丈夫です。相手も話してみたかったかもしれません。
無理をしないことも重要
少々矛盾するかもしれませんが、無理をしないことも大切です。
自分から積極的に話しかけることはおすすめしますが、どんな人にでも話しかけるわけではありません。
興味が湧かない人、話しかけたくないと感じる人がいれば、その時は無理に関わる必要はありません。
また、話してみて合わないと感じることもあります。そんな時は無理に会話を続けず、適切に場を離れることが肝心です。
無理に友達を増やすと、性格が合わず疎遠になることも多いです。そのようなことになるよりは、真に仲良くなれる人とのコミュニケーションを大切にし、長く続く友情を築いたほうが良いでしょう。
おすすめの友活方法
学生時代の親しい友人とは、すでに打ち解けており、気兼ねなく話が弾むものです。しかし、そうした友人とは思い立ったときに気軽に会うわけにはいかないこともあります。
新たに友人を増やしたいと願うものの、学生時代のようにさまざまな人と出会う機会は減少しているため、なかなか難しいですね。
このような状況での友活方法をいくつか提案します。
習い事を通じて
友活を広げる一つの方法として、何か新しい習い事を始めることが挙げられます。
婚活や恋活ではパーティーやイベントが設けられていますが、友活専用のものは少ないです。そこで、料理教室やスポーツクラブ、英語教室などを利用してみると良いでしょう。
新しい習い事を始めることで、新しい出会いが生まれるだけでなく、自己向上にもつながります。たとえ友達ができなくても、何か得られるものはあるはずです。
ただ、友活のためだけに活動する場合は、一対一よりもグループで活動できる環境を選ぶと、コミュニケーションが取りやすくなります。少人数で集まれるクラスを選ぶと、友達作りがしやすいですよ。
SNSの力を利用する
現代では、SNSを通じてさまざまな人と繋がることが可能です。
特にインスタグラムやツイッターを使って友活を楽しむこともできます。SNSの便利なところは、インターネットさえあればどこにいても活動できる点です。
多忙な中高年の方々にとっては、外出する時間がないときでも、移動時間や休憩時間を利用して友活を始めることができます。
趣味や興味を共有することで、同じ好みを持つ人たちと繋がることができ、新しい情報を得られる機会も増えます。
さらに、オフ会が開催されている場合は、参加してみるのも良いでしょう。共通の興味があるため、初めての参加でもコミュニケーションを取りやすくなります。
職場で友活を探る
中小企業で働いている場合、新しい人との出会いは少ないかもしれませんが、自分があまり関わりのない部署や同じ部署でもあまり話すことのなかった同僚はいませんか?
社内イベントがあるとき、たとえば忘年会や決起集会などには、ぜひ積極的に参加し、さまざまな人とコミュニケーションを取る良い機会です。
「灯台もと暗し」ということわざが示すように、意外とあなたの近くには気が合う人がいるかもしれません。
常連になれる場所を見つける
自宅や職場の近くにお気に入りの店を見つけて、そこを常連になるのも良い方法です。
特に小規模なお店やカウンター席のみのお店では、他の常連客と自然と顔見知りになりやすいです。そうして何度も足を運ぶうちに、友達ができ、一緒に遊びに行ったり、気軽に飲みに行けるようになることでしょう。
まとめ:友活を楽しみましょう!
いかがでしたでしょうか?
大人になってからの友活は挑戦が必要な場合もありますが、良い友達ができれば、その関係はとても楽しく、素晴らしいものになります。
もし新しい友達を作りたいと考えているなら、この機会にぜひとも一歩踏み出してみてください。