最近、「推し活」という言葉を耳にする機会が増えていますね。流行語大賞にもノミネートされたこの言葉、しかし実際の活動内容は人それぞれです。
この記事では、推し活の基本から、それを楽しむためのユニークなグッズまで紹介します。もし推し活が何かよくわからないという方も、この機会に詳しく知ることができるでしょう。
推し活とは?
推し活とは、自らが特に好む対象(推し)を積極的に応援する活動のことを指します。この言葉はもともと、熱心なアイドルファンが自分のお気に入りのアイドルを「推し」と称して活動することから生まれました。
推しの対象は主に以下の3つに大別されます。
■ 三次元の人物
■ 人物以外の対象
これには、アニメやゲームのキャラクター、アイドル、俳優、声優、スポーツ選手、歴史上の人物などが含まれますが、鉄道や建築物、動物など、人物以外の対象を推す場合もあります。
推し活の楽しみ方も多種多様で、例えばアニメやゲームの世界観を感じることができるライブイベントやコンサートで、そのBGMやテーマソングを生演奏で堪能するなど、それぞれの推しに合った方法で楽しんでいます。
〇〇担やヲタ活との関連性について
推し活に関連してよく用いられる「〇〇担」と「ヲタ活」について、その共通点や違いを探ります。
〇〇担は、特定のグループの中で自分が特に支持するメンバーを指し、その人を応援することを意味します。一方、「箱推し」や「オール担」という言葉は、グループ全員を支持する場合に用いられます。
ヲタ活は、推しのさまざまなイベントに参加することを指し、これにはアイドルの握手会やコンサートなどが含まれます。推し活とヲタ活の間にははっきりとした境界線は存在しません。
さらに、Z世代を中心に、推し活を「推しごと」と称する風潮もあります。これは、推し活を日常の重要な部分と捉える文化が背景にあります。
推し活から受け取れる多くのメリット
推し活を通じて、人々は様々な形で楽しみを見つけ、多くの利益を享受します。具体的なものとしては以下が挙げられます。
■心と体のリフレッシュ
■勉強や仕事への動機付け
■同じ趣味を持つ友人の獲得
推し活は、日常のストレスを軽減し、落ち込んだ時に元気を取り戻す源となることがあります。また、推しを支えることで、より良い自分を目指す動機にもなります。
この活動はまた、趣味が同じ友人を作る絶好の機会を提供し、推しのグッズを通じて他のファンと交流することが多くあります。
推し活の実践的なアプローチ
推し活にはさまざまな形があります。今回は、具体的な推し活のやり方について探っていきましょう。
- 推しに触れる
- 推しに染まる
- 推しを広める
- 推しを感じる
これらの方法について、詳しく見ていきます。
推しに会う(逢う)
推しに実際に会うことは、推し活の中でも特にポピュラーなアクティビティです。
推しが現実の人物の場合、「握手会、ライブ、コンサートへの参加」や「ファンレター、プレゼントの送付」、「推しの関連地を訪れる」などがあります。
日程の調整や交通費の用意など、準備には労力が必要ですが、実際に推しとのひと時を過ごすことは、推し活の最大の魅力と言えるでしょう。
また、ライブや映画、アニメ視聴も「推しに会う」活動に含まれます。特にアニメキャラクターなど二次元の推しの場合、その作品を楽しむことが中心です。
さらに、推しが鉄道や建築物など非人間の対象の場合は、その場所を訪れたり、乗り物に乗ることで推しを体験することも可能です。
推しに触れる
直接推しに触れる活動も重要な推し活の一部です。「推しのグッズ購入」「グッズのコレクション」「推しの写真や動画の鑑賞」などが含まれます。
グッズは年間を通じて、または特定イベントでの限定販売もあります。限定グッズの収集は多くのファンにとって楽しみの一つです。
推しに染まる
推しに完全に没入することも大切な推し活です。「概念推し」として知られるこの方法では、推しのイメージカラーやテーマで自分の持ち物や日常を彩ります。
制服やオフィスウェアが必要な職場であっても、小物やアクセサリーを通じて推しの色を取り入れることができます。家のインテリアを推しの色にすることで、日常生活の中でも推しを身近に感じることが可能です。
推しを広める
周囲に推しの素晴らしさを伝え、その魅力を広める活動は、推し活の一環です。
推しの良さを共有することで同じ趣味を楽しむ仲間が増え、推し活がさらに楽しくなります。
推しのファンが増えるほど、その人気も上がり、活動を続けやすくなるため、コンテンツが長続きする可能性も大いに高まります。
推しを広める方法は多岐にわたりますが、SNSを利用して推しの素晴らしさを発信する方法や、自作のオリジナルグッズを製作してSNSで共有する方法がよく行われます。
また、直接的に推しの魅力を伝えたい場合は、グッズを複数購入し友人にプレゼントする、コンサートやイベントに誘うなどがあります。
初対面の人に向けて、自己紹介の際に推しを話題にするのも一つの手です。
推しを感じる
「一人でじっと推しのことを思う」「推しの存在に感謝する」これも立派な推し活です。
実際に何か行動を起こさなくても、心の中で推しを想うことが、推し活の一部と言えるでしょう。
日常のさりげない瞬間に推しを感じたい場合は、公式グッズを使ったデコレーションがおすすめです。身の回りに人形や写真立て、キーホルダーなどを置くことで、常に推しの存在を感じることができます。
推し活を楽しむ
かつては「ヲタ活」とも呼ばれ、趣味を揶揄する意味合いも含まれていましたが、現在は推し活として、人生を楽しむ一つの方法として広まっています。
あなたも、推し活を通じて人生をもっと豊かにすることを考えてみませんか?